Picoh Works

AMDから(ATiから、というのがまぁいろんな意味で正しい気もしますが)Catalyst10.4がリリースされ、どうやらHD5xxx系の2D描画性能が改善されたらしい。とりあえず入れてみようとしたらハマった…

まぁ折角だから、ということでドライバSuiteをDLしてインストール…失敗。
まぁよくあること、とめげずにドライバとcccを単独でDLしてインストール…やっぱり失敗。
いずれも、”Catalyst Install Managerは動作を停止しました。”でインストールが途中で停止する。むきー…と唸ってもしょうがないので、とりあえずイベントログを確認してみる。

障害が発生しているアプリケーション名: InstallManagerApp.exe、バージョン: 3.0.769.0、タイム スタンプ: 0x4bbbe6e7
障害が発生しているモジュール名: MFC80U.DLL、バージョン: 8.0.50727.1833、タイム スタンプ: 0x482bb4a2
例外コード: 0xc000041d
障害オフセット: 0x00000000000854ee
障害が発生しているプロセス ID: 0xedc
障害が発生しているアプリケーションの開始時刻: 0x01caf67ea8ee9f68
障害が発生しているアプリケーション パス: C:\ATI\Support\10-4_vista64_win7_64_dd_ccc_wdm_enu\Bin64\InstallManagerApp.exe
障害が発生しているモジュール パス: C:\Windows\WinSxS\amd64_microsoft.vc80.mfc_1fc8b3b9a1e18e3b_8.0.50727.1833_none_8442d417329336b1\MFC80U.DLL

どうやらMFC80U.DLLがなにやら悪いらしい。バージョン番号で調べてみると、どうもSQL Server 2008(管理ツール含む)、若しくはVisual Studio 2008をインストールしていると、Catalystが要求しているものよりも新しいバージョンのDLLがシステムにインストールされ、そやつが問題の模様…。とりあえず、インストーラ自体はmanifestを持っているので、ズバリ指定通りのバージョンのDLLがシステムに用意されていればいいらしい。

ということで以下リンクからVC2005++の再頒布可能DLLをDLしてインストール。

http://code.msdn.microsoft.com/KB961894

これでインストーラはさっき停止したところよりは進む…が、各モジュールのインストール時にまたエラーが。しょうがないのでまたイベントログ確認。

Product: Catalyst Control Center InstallProxy — Error 1327.Invalid Drive: Y:\

またそういう面倒そうな…ウチでは、ファイルサーバ上の共有フォルダをドライブレターつけてマウントした上でIEのブックマークフォルダをおいてクライアントから参照しているのですが…どうもそれが気にくわないらしい。しょうがないんで一旦Favoritesフォルダをローカルに移設して再度セットアップ試行。

無事にセットアップが完了しますた…。

ちなみに、後者のエラーは某pdfリーダソフトのセットアップでも発生します。複数クライアントが存在する状態でブックマーク共有するのに手軽で気に入ってたのになー…。なにか方法を考える必要がありそうです。

# 古いエントリですが、質問受けたので追記。
# “インストーラ自体はmanifestを持っているので、ズバリ指定通りのバージョンのDLLがシステムに用意されていればいいらしい”
# という文の意味がわからん、と聞かれたので…
# ランタイムは、例えばWindowsUpdateで更新されました、とか、他のアプリに添付されていましたって場合、既存のバージョンのバイナリは残したまま、新しいものをインストールします。
# で、ランタイム使う方のアプリですが、基本的にシステムに組み込まれている最新のランタイムライブラリを利用します。が、アプリにmanifestが組み込まれている場合、”manifestに指定されているバージョンと一致するライブラリ”→”最新”の順番でライブラリが利用される、と。
# だから、「指定そのものズバリのライブラリが入ってれば、新しいライブラリで発生する障害はでないらしいから、古いの入れておこうぜ」というのが趣旨なのです、このエントリ。