Shimousa TinyVPNがイイ
「外出先から自宅のサーバを利用したい」と思う人は多いと思う(反論はキコエナイ)。
しかし、VPN接続作成のためにWindows Serverに標準で実装されているプロトコルはPPTPとIPSec+L2TPであり(いや、普通これで十分な場合が多いと思うが)、TCP以外のプロトコルが遮断されるルータの配下からはVPN接続が作成できない訳です。
TCP接続しか利用できない通信環境でのVPN接続というと、PacketixVPN(旧称SoftEther)が有名なのですが…無償ライセンスはないんですよねぇ。ユーザーに提供するシステムならば当然有償であってもサポートの受けられる製品が望ましいのですが、たかだか自分一人が自宅に接続するために購入するのは少しためらわれる訳です(ちなみに、言うほど高額ではないです、念のため…)。
そんな時に見つけたのが、表題のソリューション。Packetixに比べて機能は最低限しか実装されていませんし(認証関連が弱いとは思う)、接続数などの制限はありますが、個人で利用する分には十分な機能を提供するVPNソリューションがフリーで利用できます。
http://www.shimousa.com/tv/index.htm
職場のネットワークがTCP以外のパケットをまったく通さない(セキュリティ的にはむしろ普通ですが)環境なのですが…コレを利用すると、TCPセッション一本でVPN接続ができるので実に便利。フリーエディションでも、待ち受けポートを80とか23とかに設定することも可能なので、一定のポート以外へのアウトバウンド接続が遮断されている環境でも、自宅に接続が可能になります。
…認証に、ADが使えれば最高なんですけどねー。ADと直接連携とは言わない。RADIUS経由でもいいからADサーバと連携できたらもっと使いやすいのになー。
↑メーカーに質問として送ったら、「今のところ予定はない」と言われました。あっふん。
ちなみにweb上に誤記があったので一緒のメールに書いてたら、「連絡ありがとうございます。」との記載もあり、さっくり修正されてました。良くも悪くも(自分の勤め先と同じ)小さな会社なのかなー、と思った今日この頃。